問題1

一部売却(連結→連結)

 

【ポイント】

  1. 解説動画では受取配当の仕訳をかませていますが、S社の当期純利益と受取配当を相殺した500千円に60%を乗じた方が早いです。
  2. 本問を解く際に思い出して欲しいのが、一部売却の連結修正仕訳では、「個別会計上の売却益200を取り消す。」ということです。従って、一部売却のないノーマルなパターンでの「親会社株主に帰属する当期純利益」を計算し、そこから200を減額することで、解答にある「親会社株主に帰属する当期純利益」が得られるはずです。まずは、P社の当期純利益2,200千円からスタートします。次に、S社の受取配当相殺後の当期純利益500千円の60%はグループの利益なので、300千円を加えます。あとは、のれんの償却額120(=2,400÷20年)がグループ負担になるので、これを控除し、最後に、個別会計上の売却益200を取り消せば、「親会社株主に帰属する当期純利益」が算出できます。
    当期純利益 = 2,200500×60%120200 = 2,180千円

 

 

参考までに、一部売却の連結修正仕訳の導出過程を示しておきます。

(個別上の仕訳)A

(借) 諸資産 1,525 (貸) S社株式 1,325
売却益    200

 

(連結上の仕訳)B

(借) 諸資産 1,525 (貸) 非支配株主持分 1,175
資本剰余金    350

 

(連結修正仕訳)B-A

(借) S社株式 1,325 (貸) 非支配株主持分 1,175
 売却益    200 資本剰余金    350