テキスト・講義-更新情報

こんにちは、FINの藤木です。

更新日記では、教材の制作状況を中心に、とりとめもなく、書き込んでいこうと思います。

消費税法Ⅰ(税理士・会計士共用)

2017.10.02(月)

今日は、10月10日に出荷予定の消費税法Ⅰのテキストを制作しています。

2017年の会計士試験では、製造業・非課税資産の輸出等・転用といったトピックが出題されました。去年は、事業譲渡も絡めてきましたし、税理士試験と出題される論点は変わらなくなってきている印象です。

会計士試験では、難易度の高い納税義務の有無の判定は出題実績がなく、また条文暗記も必要ではなさそうなので、そのあたりは、税理士講座専用テキストの消費税法Ⅱに織り込むことにしています。

また、理論は、税理士試験で特定資産の譲渡等、会計士試験で特定課税仕入が出題されていました。たまたまでしょうが、類似論点です。条文暗記は消費税法Ⅱですが、重要な条文通達は、消費税Ⅰのテキストでも取り扱うようにしています。

本試験の難易度は、年によって変動しますが、会計士の消費税法については、今の難易度が、「点数に差がつきやすい」という意味で丁度良いと思います。テキストも作りやすいです。

ブログは、愛息のテニスと水泳教室の見学中に更新します。

基本的に、月、水、土の更新となる予定です。

短答答練 管理会計論(会計士)

2017.10.04(水)

「お子さんがドングリに躓きました。怪我をしたので迎えに来て下さい。」
担任の先生から電話があって、彼を病院連れて行ったりと、すっかり予定が狂いました。
話を聞くと、ドングリにつまずいたのではなく、踏んで滑って転んだらしい。

今日は、管理会計論の短答答練の原稿を仕上げたのと、管理会計論の個別問題集も製本化したかったので、資料整理をしました。
管理の短答本試験は、1999年からの19年分を全てデータ化してあるので、それに自作の問題を混ぜて、答練を制作しています。
短答式本試験が年に1回実施され、管理が10問だった頃もあれば、年に2回実施され20問/回だった頃もあるので、400問以上はあると思います。
これだけ過去問があると、短答用の論点は、ほぼ出題され尽くしています。
従って、管理会計論は、過去問での学習が効率的です。他の科目でも、過去問にあたるのは、お薦めな学習方法ですが、管理会計論では特に重要だと思っています。

ただ、答練として出題できるのは、16問/回×5回=80問だけなので、良問に絞って出題しているつもりです。あとは、短答用の個別問題集に60問ほど、さらに、テキストに多数掲載しています。
テキストに収録されている過去問(良問)をていねいに解説していることもあってか、管理会計論を得点源にして合格する受講生の方が多いです。
ちなみに、現在の短答式本試験は、年に2回の実施で、管理会計論は16問出題され、これを60分で解くことになっています。

明日は、公益法人の消費税のことで、国税調査官の方と打ち合わせをするので、今から資料作りです。
普通法人の消費税の仕組みと大きく異なるところがあって、かなり特殊ですが、一昔前に、税理士の本試験で出題されています。
白紙答案が多く、採点が楽だったかもしれませんね。

それでは、ありがとうございました。

消費税法Ⅰ(会計士・税理士)~その2

2017.10.11(水)
連休があったので、更新が一週間ぶりになりました。家族は旅行へ、私は残って、消費税のテキストを仕上げました。
4日間、引きこもって仕事ができたので、「国境を越えた役務の提供に対する消費税課税」、「重要な条文・通達」などを絵を使って、丁寧に説明できました。昨年制作した「非課税資産の輸出」や「資産の国外移送」等を含めるとともに、10年分の会計士過去問とその解説を入れて、受験用の教材としては、ほぼ完ぺきな出来映えになったと、自己満足しています。会計士の本試験(消費税法部分)で満点を狙えるレベルまで、おそらく最速で到達できる教材です。

また、税理士の過去問集も制作しました。11月に、消費税法の税理士過去問集を市販する予定なので、そのベースになるものです。過去問を5年分掲載するか、それとも6年分掲載するか、答案用紙をどうするか、いくらで販売するか、いろいろ考えなくては、と思いつつ、ベースになるものが出来上がり、こちらもちょっと、一安心です。