2020年5月目標 短答答練 発送完了のお知らせ
2020年5月目標の短答答練第1回~第5回までの発送を完了しております。配送もれ等がございましたら、ご連絡頂きますよう、お願いいたします。
(総括)
2019年12月に実施された短答式試験の合格ボーダーは 57%。答案提出者 7,245人に対して、合格者は 1,139人でした。また、2019年5月の合格ボーダーは 63%、答案提出者 5,604人に対して、合格者は 709人でした。合格ボーダーは変動しますが、本試験中は、常に70%目標を念頭において、「解ける問題」と「30%の捨てる問題」を取捨選択しながら解き進めることになります。答練でもそのようなイメージをもって臨んで下さい。
(企業法)5/24(日)9:30~10:30(60分)
企業法は、商法総則商行為2問、設立1問、株式3問、機関6問、計算2問、持分会社1問、金商法2問、その他3問の合計20問というのが前回の構成になります。
受験生の平均得点は、監査論 > 企業法 > 管理 > 財務となることが多く、企業法の平均得点は 44%~50%なので、合格のためには 65%が目安となります。短答答練も本試験と同じく、1問につき4つの文章が用意されていますが、4つの正誤がすべて判ることは希で、1つか2つは正誤が判らないまま解き進めていくことになります。答練を通じて、その感覚に慣れるようにして下さい。
(管理会計論)5/24(日)11:30~12:30(60分)
管理会計論は、上手くはまれば高得点が狙えます。受験生の平均得点が 40%程度なので、70%得点できると、他の科目のミスを全てカバーできます。管理会計論については、FIN以上の講義を行っている専門学校はありません。自信を持って大丈夫です。
本試験問題 16問は、理論が8問、計算が8問、そして、理論のうち3問が原価計算基準からの出題という構成が一般的です。原価計算基準は「スマホ用の穴埋め問題」で何度も確認しておきましょう。
計算問題の1問目は、やっかいな問題が出題されることが多いので、この1問目が出来なくても動揺しないようにして下さい。時間内に全問は解ききれないので、1問か2問は捨てることになります。捨てる問題の選択が上手くいけば、良い結果につながります。
(監査論)5/24(日)14:00~15:00(60分)
監査論では、前回(令和2年第Ⅰ回)の出題は癖も有り難しかったものの、例年は標準的な良問揃いの本試験が続いていました。そうした標準的な問題を如何に落とさないかが合否を分けるので、今回お届けした短答答練のような癖のない問題で、知識の抜けがないかを確認してください。直近の監査基準の改訂論点も出題しておきましたが、出されても問題1つ分と思われますので、そこばかり対策する必要はないでしょう。
(財務会計論)5/24(日)16:00~18:00(120分)
財務会計論は、問題数も多く、分野の偏りなく出題されます。特に苦手な分野や空白になっている分野がないか、今一度ご確認ください。本試験同様に、問題の難易度に差を設けていますので、初見では制限時間を設けて、解くべき問題と後回しにすべき問題の取捨選択も、本番さながらに取り組んでみてください。公表されたばかりの「収益認識に関する会計基準」からも、すでに関連問題が出題されていますので、それに倣った問題もご用意しました。ご確認ください。連結の総合問題は、小問6問のうち、簡単な問題が1問のときもあれば4問のときもあり、難易度にバラツキがあります。学習時間をかけた割には、配点は 200点中24点(=4点×6問)しかないので、連結以外で合格ラインの110~120点(失点56~66点)を確保しておいて、連結の総合問題で、それに上乗せするようなイメージでいると気が楽です。
なお、今回の本試験実施に関して、公認会計士・監査審査会より次のコメントが公表されています。
>>令和2年公認会計士試験第II回短答式試験については、現時点では予定通り5月24日に実施する方針で進めております。なお、世界的に新型コロナウイルス感染症が拡大しており、日々刻々と取り巻く状況の変化等を鑑み、実施方針について変更となる可能性がありますので、引き続き審査会ウェブサイト等の更新情報にご注意下さい。>>