第150回 日商1級 答練④~会計学

第1問 理論空欄補充問題

税効果会計の問題が含まれています。2級の試験範囲に税効果会計が含まれることになりましたから、1級の税効果会計は少し難度が上がるかも知れません。計算には直接関係がないことが多い、回収可能性の判断基準もしっかり覚えておきましょう。

第2問 金利スワップ

金利スワップの処理には、独立処理、ヘッジ会計(繰延ヘッジ)、特例措置の3通りがあります。今回は一番簡単な特例措置が指示されています。気をつけなければならないのはLIBORの取扱いです。6ヶ月前の水準を適用するとの指示があるので、X6年1月31日支払いの利率にはX5年8月1日のLIBORが適用されます。

第3問 資産除去債務

将来キャッシュ・フローの見積りの変更がある場合の処理です。今回は見積りの増加ですから、増加するキャッシュ・フローにそのときの無リスク・税引前の利子率を適用して資産除去債務の増加額を算定します。逆に見積りの減少時には、負債計上時の割引率、減少元が不明の時には加重平均の割引率が適用されます。

以上です。