管理会計論の勉強方法(短答式)

管理会計論の短答本試験は、制限時間1時間で16問出題され、正解率65%~75%が合格点となります。
本試験問題が正しく作られている場合、私が頑張って解いて、40分で全問正解するくらいの分量、難易度です。
受講生でも満点を取ってきますし、他校の受験生でもっと速く解ける人は何人もいるはずです。

管理会計論の場合、初見の問題にあれやこれやとぶつかっていくよりも、分野別に整理された良問集を繰り返し解く方が、正解率もスピードも上がります。
ただ、問題集の問題を毎回ゼロから解くのは、疲れるし、長続きしません。
「手を動かす学習」から「頭を動かす学習」にシフトすることで、光が射してくるかもしれません。

そこで、「頭を動かす学習」にシフトするために、1回目に解いたときの下書きを残しておきます。
そして、2回目からは、その下書きを使って「問題を解く道筋」をイメージしながら、電卓を入れて下さい。
この方法だと、頭は動かしますが、体力的に楽なので、個別問題集を何回も何回も回せます。

一冊の良問集を繰り返し解くメリットはいくつもありますが、たとえば、本番の試験中に、「普段解いている問題と出題パターンが異なるところ」に集中できるようになります。
ただ、「頭を動かす学習」だけだと、過酷な本試験を最後まで解ききる体力が身につきません。

そこで、本試験に備えて、「問題を解く体力」をつける必要がありますが、それには、短答式の計算問題をゼロから20問程度解き続けるトレーニングが有効です。
本試験の計算問題が9問程度なので、その程度の問題を解いている受験生が多い中、「計算を20問解き続ける」という大きな負荷をかけ、それに耐えることで、「自分じゃないみたい」と思えるくらいの「解ききる体力」が身につきます。

「計算を20問解き続ける」のは、辛い作業ですが、「あと1ヶ月!」と思えば、頑張れるはずです。

勉強するには心地よい季節です。

最後まで頑張って下さい。