財務 メール配信12(税理士・会計士論文)
065からは、応用的な問いをランダムに紹介していきます。過去問も取り上げています。第12回は、財務会計の総論を中心とした内容です。
会計基準設定アプローチは、出題可能性はそれほど高くないと考えますが、大抵の受験生ならそつなく記述できる論点でもあるので、キーワードは押さえておきましょう。
資産評価からは、伝統的な無償取得資産の取得原価、時価主義の論拠、概念フレームワークの財務報告の目的等と資産の評価です。概念フレームワークの財務情報の質的特性の抽象的内容は、それぞれの内容だけでなく階層の関係(意思決定有用性が最上位層)も覚えるようにしましょう。
引当金からは、伝統的論点です。引当金には資産・負債アプローチの観点から、負債性の有無に注目する論点もありますが、今回は費用・収益アプローチの観点からの解答になっています。引当金には負債性の有無という、資産・負債アプローチの観点からの論点もあります。テキストの記述例で確認するようにしてください。
以上です。