テーマ0 総論の会計基準の変遷については、会計基準の改訂からずいぶん経過しているので「経済的実態が売買取引であるファイナンス・リース取引を賃貸借処理する問題点」という観点で考えてください。
テーマ1 リース取引の分類は、計算に直結する部分なので丁寧に確認していきましょう。判定基準で解説している細かい内容も論文式試験の第3問や第4問を見据えると流せない内容です。
テーマ2 会計処理(借手)では、計算問題対策として会計処理できることは当然として、所有権移転ファイナンス・リースと所有権移転外ファイナンス・リースで会計処理が異なる論拠を、所有権移転外ファイナンスの性質(テーマ1 会計基準 適10)と関連づけて考えてみてください。
テーマ3 会計処理(貸手)では3つの処理がありますが、リース債権orリ-ス投資資産の残高と各期の損益はどれも同額であるため、論文対策ではむしろ期中の処理や勘定名に注意してください。この会計処理の違いには、それぞれ想定される取引状況があるので、その対応関係も確認しておきます。
テーマ4 セールアンドリースバック取引は、テーマ2とテーマ3がマスターできていれば特に問題なくマスターできるはずです。