テーマ1 無形固定資産は総論的な内容なので簡単におさらいするだけで十分です。法律上の諸権利なども特に覚える必要はありません。総合計算問題で無形固定資産が出題されることもありますが、償却年数は指示されるの安心してください。

テーマ2 研究開発費では、理論対策では、開発費の資産計上の是非が重要論点です。情報ニーズや収益獲得の蓋然性については「概念フレームワーク」を前提にしていますので、第2章でテーマ2 会計情報の質的特性やテーマ 4 認識と測定で紹介している内容を参照してください。ソフトウェア制作費の費用処理と資産計上の判定はテーマ3 ソフトウェアで詳しく紹介しています。

テーマ3 ソフトウェアでは、ソフトウェア関連の支出を研究開発費等として費用処理するかソフトウェアとして資産計上してから減価償却するかの判断が最初のポイントになります。判断基準はテーマ3の全体像で、市場販売目的と自社利用目的に分けて紹介していますので、最低限ここで紹介している内容は正確に覚えてください。もう少し踏み込んだ内容の実務指針の規定も詳細に紹介していますから改めて確認しておきましょう。

次にソフトウェアの減価償却ですが、市場販売目的ソフトウェアの償却計算が少しだけ複雑です。見積値と実績値のどちらを使うのか見積の変更は期首なのか期末なのか、に注意してください。

最後に未償却残高と将来収益と比較しているのは、収益性の低下がないかの判定です。未償却残高が将来収益を上回る場合には、それだけ投資額の回収ができない見込であると考えて減損処理をすることになります。