テーマ1 新株予約権(発行者側)、テーマ2 新株予約権付社債(発行者側)では、発行から権利行使又は失効までの一連の処理を紹介しています。特に権利行使時の会計処理は、ストック・オプションの権利行使時とも共通する等、他の分野にもまたがることから重要です。権利行使時の株式の交付が、①新株発行なのか②自己株式の処分なのか③その組合せなのか、新株予約権付社債ならば④金銭払込なのか⑤社債払込なのか、⑥区分法で処理するのか⑦一括法で処理するのか、という全ての組合せを改めて整理しておきましょう。権利行使以前の処理は、むしろストック・オプションとして新株予約権が交付された場合の処理が重要ですから、第18章で紹介しています。

取得者側は有価証券として処理することになるので、第12章テーマ3で確認してください。

テーマ3 自己新株予約権は、自己株式との異同を意識すると両者の処理が整理できて両得です。