テーマ1 発生と消滅は抽象的な論点が多く、取り組みにくいテーマです。論文式試験の傾向として、抽象的な内容をそのまま問うより、具体的会計処理の根拠を抽象的概念で説明させる方が多いので、例えば有価証券の発生の認識は「金融資産自体を対象とする取引」にあたって~というように、具体的処理と関連づけて考えるようにしてください。ローン・パーティシペーション、デット・アサンプションのような経過的措置については簡単に確認すれば良いでしょう。

テーマ2 評価は、基本的な考え方は有価証券の評価で再確認します。その他については、計算問題を解く上で気にも留めていなかった論拠かと思います。なるほどと思えたら問題なしです。

テーマ3 償却原価法は、計算問題対策として重要です。分割償還や繰上償還が組み合わさった場合の処理を、定額法・利息法ともに適切に行えるかを確認してください。分割償還では償還期限毎に満期の異なる複数の社債として考えるとわかりやすいと思います。

テーマ4 貸倒引当金は、一般債権は計算問題集の問題1の貸倒実績率の算定ができれば問題なしです。貸倒懸念債権はキャッシュ・フロー見積法に分割返済が組み合わさると難しくなりますが、これも返済期限が異なる複数の債権と考えると分かりやすいと思います。